CSTの概要

CSTとは

小・中学校の理科への学習意欲・能力を喚起するため、優れた理科指導法を修得し、実践する教員です。

また、理科教育支援拠点も活用し、研修会や教材開発で中心的な役割を果たすことなどにより、地域の理科教育の質を向上させます。

三重県では平成24年(2012)からこの事業を開始しています。

CSTになるには

CSTには2つのグレード(Ⅰ種とⅡ種)を設けており、Ⅰ種は経験を積んだ小・中学校教員を対象とし、Ⅱ種は主に三重大学教育学研究科の学生を対象としたものです。Ⅰ種CSTプログラムは96時間(1年間)、Ⅱ種CSTプログラムは129時間(2年間)であり、これらを修了することで、三重CSTとして認定を受けます。

申込方法

受講者募集については、以下のような案内を毎年2月に県内市町の教育委員会を通じて募集します。

募集については、このホームページの「お知らせ」からもご案内します。

CSTになってからの活動

三重CSTには2つの種類があり、研修会の企画・運営、教材開発、科学啓発活動などを行います。

市町教育委員会との連携により拠点校を設置し、CSTによる活動の場とします。

◎=必須活動 ◯=推奨活動

カリキュラム

Ⅰ種CSTプログラム[96時間]

現職の小・中学校教員が対象。

知識

  • 理科教材開発Ⅰ(3時間×2回/6時間)*
  • 理科教材開発Ⅱ(3時間×4回/12時間)*

技能

  • 観察実験指導法(3時間×4回/12時間)*
  • 理科室の運営と活用(3時間×4回/12時間)
  • 科学啓発活動の実践(6時間×1回/6時間)
  • 学会・研究会での発表(実施1回/24時間)

指導力

  • 研究授業の実施(1回/12時間)
  • 研修会の実施(1回/12時間)
  • 応募書類の作成(申請1回/12時間)

*は受講参加が必須、それ以外は勤務校での研修などで代替が可能です。

Ⅱ種CSTプログラム[129時間]

三重大学教育学研究科および皇學館大学教育学研究科の学生が対象。

知識

  • 理科実験演習(3時間×15回/45時間)
  • 理科教材開発Ⅰ(3時間×2回/6時間)
  • 理科教材開発Ⅱ(3時間×4回/12時間)

技能

  • 観察実験指導法(3時間×8回/24時間)
  • 理科室の運営と活用(3時間×2回/6時間)
  • 科学啓発活動の実践(6時間×2回/12時間)
  • 学会・研究会での発表(1回/12時間)

指導力

  • 理科授業研究(3時間×4回/12時間)

Q & A

よくある質問

三重CST 所属・勤務地一覧